コントロールボリューム延長の具体的な方法
弊社において、弊社3310S**Sと10kΩBカーブボリュームの間
を、AWG24の単線をシールド無しで束ねたケーブルで接続し、少し
ずつ距離を伸ばしたところ5m程度まで安定した動作が確認できま
した。 このとき、BカーブボリュームケースのGNDへの接続は併
用していません。
シールド線による接続、ボリュームケースのGNDへの接続などを
併用すれば更に安定した動作が期待できます。
また、データシートがまだご用意できていないモデルですが、弊
社3310S**M及び8816S**Mタイプでは、上記と同一の条件で、
30m以上延長しても実用上問題のない安定動作が確認できてい
ます。
下記に、コントロールボリュームを更に延長したい場合の参考回
路を紹介します。
この回路例はあくまで参考回路で、一般の自作愛好家の皆様に
も極力手に入り易い部品で、かつ、簡単に性能を向上させるため
の一例としてご紹介しています。 極端に外来ノイズが多い環境な
ど、特殊な使用環境においては適宜回路定数のご変更をお願い
します。
この様にたった二つの部品を追加するだけで、3310S**Sシリー
ズで30m以上延長しても大変安定した動作を確認できました。
この回路を追加することによる操作感の悪化はありませんので、
ボリューム延長目的では無く、単なる安定性向上のためとしてもご
利用可能です。
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